介護の採用代行(RPO)を比較|料金相場と成功事例を解説

「採用代行に興味はあるが、費用相場も自施設に合うタイプも分からない」——そう感じている施設長・採用担当者の方は少なくありません。本記事では、採用代行(RPO=採用業務の外部委託)の料金体系とタイプ別の向き不向きを解説します。人材紹介との費用対効果の違いも、費用構造の考え方や導入事例とあわせて比較します。介護・医療・福祉特化でSNS採用(SNSを入口にした採用活動)×採用代行を提供するケアプラが、支援実績をもとに解説します。
項目 | 内容 |
|---|---|
当社「採用代行」のご相談 | まずは無料相談。任せたい業務をうかがってからお見積もり/導入は1ヶ月からのご相談も可能 |
料金体系の主な型 | 月額固定型/成功報酬型/従量課金型 |
選び方の3つの軸 | ①対応業務範囲/②介護業界への理解度/③料金体系の透明性 |
費用の考え方と業務範囲を確認したい方は、下のガイドをダウンロードいただけます。
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採用代行(RPO)選びで失敗しないための3つの判断基準
料金の安さだけで選ぶと業務範囲や介護業界理解のミスマッチで失敗しやすく、判断基準は「対応業務範囲」「介護業界への理解度」「料金体系の透明性」の3つです。
採用代行(RPO)は、求人媒体の運用から応募対応、面接調整まで幅を持つサービスです。しかし提供会社によって対応範囲は大きく異なり、契約後に「思っていた業務まで含まれていなかった」という食い違いが起こりやすい領域でもあります。
特に介護施設は、資格要件やシフト体制など一般業種にはない採用条件を抱えています。介護業界における人手不足の現状を背景に、採用代行のご相談をいただくことがあります。ただし業界特有の事情を理解していない代行会社に依頼すると、求人票の訴求や母集団形成(応募候補者を集めること)でずれが生じかねません。
そのため比較検討の段階では、料金表の数字だけで判断しないことが重要です。この3つの軸は、次項以降で扱う料金体系やタイプ別の向き不向きを判断する土台になります。
この3つの軸を、もう少し具体化します。つまずきやすいのは、「業務を代行してほしいのか、自社で運用できるようになりたいのか」が社内で整理されないまま比較を始めてしまうケースです。この2つは同じ「採用代行」という言葉で語られますが、必要な契約内容は別物です。前者なら業務をどこまで引き取るかが論点になり、後者ならノウハウの移管とレポートの設計が論点になります。
ここが曖昧なまま料金表を並べると、金額の安い提案が魅力的に見えてしまいます。比較を始める前に、社内で目的を1つに決めておくことをお勧めします。
採用代行(RPO)の料金体系は?費用相場とタイプ別の違い
料金体系は月額固定型・成功報酬型・従量課金型の3種、提供タイプは総合型・介護業界特化型・業務特化型に分かれます。
採用代行(RPO)会社を比較する際は、金額の大小だけでなく、どの料金体系を採用しているかを先に確認することが大切です。同じ「採用代行」という言葉でも、支払うタイミングや対象になる業務の範囲が会社ごとに大きく異なるためです。
まず料金体系の3種を整理します。予算の立てやすさとリスクの取り方が、それぞれ違います。
料金体系 | 課金のタイミング | 特徴 |
|---|---|---|
月額固定型 | 契約期間中、毎月定額 | 予算が読みやすい(成功報酬など別建ての費用が発生する場合があります) |
成功報酬型 | 一般に、採用が決まった時点(契約により着手金等が別途かかる場合があります) | 単価が想定より高くなる場合がある |
従量課金型 | 実施した業務の量に応じて | 依頼する業務範囲を絞りやすいが、追加業務が発生すると総額が読みにくい |
外部の調査では、採用代行(RPO)の導入経験者342人に月額費用を尋ねたところ、金額を答えた人のうち「10万円以上20万円未満」が18.8%で最多でした。出典はスマートキャンプ株式会社(BOXIL)「採用代行サービス(RPO)の費用調査」(調査期間は2025年11月25日〜12月2日)です。介護施設に限った調査ではなく、回答は幅広く分かれています。金額が会社ごとに違うのは、対応業務の範囲や広告費の扱い、契約形態が異なるためです。成功報酬型の水準も会社によって幅があるため、見積もりの段階で確認することが大切です。
次に、提供タイプによる違いです。採用代行会社は総合型・介護業界特化型・業務特化型の3つに分かれます。このうち介護特有の事情への理解度は、会社によって差が出やすい項目です。
提供タイプ | 対応領域 | 向いている施設 |
|---|---|---|
総合型 | 業界を問わず採用業務全般を代行 | 複数拠点・多職種を抱え、幅広い実務を任せたい施設 |
介護業界特化型 | 介護職特有の採用課題に合わせて設計 | 介護報酬や勤務体系への理解を重視したい施設 |
業務特化型 | 求人票作成や応募者対応など一部業務のみ | 採用担当者はいるが、特定業務だけ外に出したい施設 |

当社の採用代行サービスは介護業界特化型に位置づけており、支援内容に応じて設計しています。料金は任せたい業務の範囲によって変わるため、まずは無料相談で、任せたい業務や採用の状況をうかがったうえでお見積もりします。導入は1ヶ月からのご相談も可能です(契約期間・更新の条件は個別にご案内します)。採用単価の内訳をより詳しく知りたい方は、介護職の採用単価はいくら?も参考になります。
「月額を払えば採用にかかる費用はすべて含まれるのか」という疑問は、比較の場面で出やすいものです。当社の場合、採用代行の月額費用と、求人媒体側で採用が決まったときに発生する成功報酬は別に発生します。媒体によって成功報酬の水準は大きく異なるため、どの媒体で採用が決まるかによって総額が変わります。そのため、月額だけでなく「どの媒体で採用したら総額でいくらになるか」まで並べて確認する進め方があります。
各タイプは自施設に向いている?ケアプラの場合を含めた向き・不向き
総合型は複数職種の同時募集向き、業界特化型は介護の制度理解が前提です。当社ケアプラは介護業界特化型で、SNS採用を組み合わせられる点が特徴です。
総合型は複数職種の同時募集を前提にした運用体制を持つ会社があり、法人内の複数施設を一気に採用したい場合に検討しやすい類型です。ただし、介護特有の資格要件や夜勤シフトへの理解が浅い担当者が付くと、ミスマッチによる早期離職につながる場合もあります。
業界特化型は、介護職の資格・キャリアパス・処遇改善加算等の制度を理解した上で、求人原稿や面接設計に落とし込める点が特徴です。定着まで見据えた採用をしたい施設様に向いています(採用後の育成体制については介護人材の育成とはもあわせてご参照ください)。
当社ケアプラの採用代行は、この業界特化型の対応範囲(求人媒体運用・スカウト・面接調整・報告レポート・月次ミーティング)を基本としながら、自社でも介護向けSNSメディアを運用しており(2026年9月時点で月間約47万リーチ=投稿が届いた人数)、その運用ノウハウを活かしてSNS採用による母集団形成を組み合わせて設計できる点が当社の特徴です。中長期で母数を育てたい施設様は、この設計を検討できます。単発で多人数を一括採用したい場合も、求人媒体運用やスカウトを主軸にした設計でご相談いただけます。施設様の採用課題(量/質・定着)に応じて、業務範囲の組み合わせをご提案します。
訪問看護ステーションの管理者採用を例に取ります。この採用では、看護師免許・管理経験・訪問看護への関心が重なる方を探すことになり、対象となる母集団が極端に小さくなります。このような場合は、求人媒体での募集に加えて、条件に合う方へこちらから届けるスカウトを主軸に置く設計を検討する方法があります。
複数施設を展開していて社内に採用担当者がいる法人では、業務を引き取るより「自社で回せる状態をつくる」支援の方が合うことも多くあります。自施設の採用課題が「量」なのか「質・定着」なのかを伝えていただければ、施設様の課題に合う組み合わせをご提案します。
自施設がどのタイプに向いているか判断に迷う場合は、支援事例を参考にするのも一つの方法です。
人材紹介と採用代行(RPO)、費用対効果はどちらが良いのか
人材紹介は特養の正規職員1名あたり平均91.2万円(WAM・2024年度)、採用代行は月額+媒体側の成功報酬です。どちらが合うかは採用人数と業務範囲次第です。
まず押さえておきたいのは、両者の費用構造が大きく異なるという点です。人材紹介は、一般に、採用が決まった時点で費用が発生する仕組みです(契約により着手金等が別途かかる場合があります)。一方、月額固定型の採用代行(RPO)は、採用の有無にかかわらず契約期間中は月額の固定費用がかかります。
この違いによって、採用人数ごとの総額の考え方が分かれます。特養の正規職員採用では、1名あたりの人材紹介手数料は平均91.2万円でした。出典は独立行政法人福祉医療機構(WAM)経営サポートセンター リサーチグループ「2024年度 特別養護老人ホームの人材確保に関する調査結果」(2025年3月7日公表)です。同調査では1施設あたりの年間支払総額も平均314.6万円にのぼり、回答施設の83.6%が手数料の水準を「とても高い」と回答しています。
この規模で複数名を継続的に採用する場合、人材紹介では人数分の手数料が都度積み上がります。当社の採用代行は、月額(契約期間中は固定)と、求人媒体側で採用が決まった際の成功報酬(採用のたびに発生)の2つで構成されます。人材紹介のような1名ごとの紹介手数料とは、費用の発生の仕方が異なります。どちらが有利かは、採用人数と業務範囲での試算次第です。
総額の考え方も異なります。人材紹介は「1名あたりの手数料×採用人数」で総額が決まるため、採用人数が増えるほど総額も増えます。採用代行は「月額×契約期間」に、媒体側の成功報酬を加えたものが総額です。任せたい業務の範囲によって月額は変わるため、当社では無料相談で業務範囲をうかがったうえで、試算のうえご提案します。
反対に、急な欠員補填で1名だけをすぐに採用したい施設様には、成功報酬型の人材紹介の方が、費用対効果の面で無理のない選択になるケースもあります。
人材紹介から切り替えを検討される施設様が最初に確認されるのは、「紹介会社を使わずに本当に採れるのか」という点です。紹介をゼロにする前提で考えない、という進め方があります。
実務ではまず、求人掲載とスカウトで母集団をつくる動きを回します。そのうえで、候補者の状況を見て紹介チャネルの併走を検討します。紹介は1名あたりの単価が大きく、採用人数が増えると総額も大きくなるためです。「切り替える」ではなく「紹介を使う量を減らす」と考える方法もあります。
当社は人材紹介と採用代行の両方を提供しているため、採用人数・急ぎ度合いに応じた試算をお伝えできます。
項目 | 人材紹介 | 採用代行(RPO) |
|---|---|---|
費用構造 | 一般に、採用が決まった時点で発生(契約により着手金等が別途かかる場合あり) | 月額(契約期間中は固定)+求人媒体側の成功報酬(採用のたびに別途) |
1名あたりの目安 | 特養調査(WAM・2024年度)では正規職員1名あたり平均91.2万円 | 1名あたりではなく「月額×契約期間」で考える(業務範囲に応じてお見積もり) |
総額の考え方 | 人数分都度発生 | 当社の場合、月額は業務範囲で決まる(媒体の成功報酬は採用のたびに別途) |
向いているケース | 単発・急募の採用 | 複数名・継続的な採用で検討の余地あり(試算して比べます) |

失敗しない採用代行会社の選び方チェックリスト
業界理解・対応業務範囲・料金の透明性・契約期間の柔軟性の4点を契約前に確認しておくと、依頼後のすれ違いを防ぎやすくなります。
ここまでの判断基準は、口頭説明だけでは見落としが生じやすいものです。下の表は、複数の採用代行会社を比較するときの確認シートとしてそのまま使える形にまとめました。担当者間の認識のズレを防ぎ、理事会や上司への説明にも使えます。契約期間の柔軟性は、繁忙期や求人数が変動しやすい介護施設様にとって特に見落とされがちな項目です。
チェック項目 | 確認のポイント |
|---|---|
介護業界への理解度 | 処遇改善加算やサ高住など、制度・現場用語を前提知識として持っているか |
対応業務範囲 | 求人票作成・母集団形成・面接調整・内定後フォローのどこまでを委託できるか |
料金体系の透明性 | 初期費用・月額・成功報酬の内訳が契約前に書面で提示されるか |
契約期間の柔軟性 | 最低契約期間や中途解約の条件が、施設の状況に合わせて調整できるか |

商談前には確認事項をシートにして臨む進め方が有効です。ただ、初回で全項目を聞き切るのは難しいため、優先順位をつけることが考えられます。初回は「採用の現状(目標数・直近の実績・採用単価・応募から入社までの期間)」と「今使っているチャネルと予算」の2つに絞り、残りは2回目以降に分ける形です。先に現状の数字を把握しないと、提案する目標値が机上の数字になってしまうためです。
施設様が代行会社を選ぶ側になる場合も同じです。4項目すべてを1回で確認しようとせず、まず「対応業務範囲」と「料金体系の透明性」の2つを最初の商談で押さえると、比較の軸がぶれにくくなります。
採用代行・SNS採用支援の導入事例
採用代行では採用コスト年間10%減・直接応募20件(成光苑様)、SNS採用支援では大阪の就労支援A事業者様の採用コスト30%減などの実例があります。
社会福祉法人成光苑様は、当社の採用代行を導入し、採用コストを年間10%削減し、直接応募20件を創出しました。支援では、拠点ごとに行っていた採用を本部に集約し、応募の見える化から求人票の見直しまでを一元管理しました。
採用コストそのものが下がった例もあります。大阪の就労支援A事業者様では、当社のSNS採用支援を通じてアカウントのフォロワーが10,000人を突破し、採用コストは30%減となりました。同じく大阪の就労支援B事業者様では、当社のSNS採用支援でアカウントを0から立ち上げ、フォロワー13,000人超まで育てています。
当社のSNS採用支援を導入した訪問看護ステーション1社は、それまで人材紹介料に年間約300万円を支出していました。検索で当社のSNS採用支援を見つけてお問い合わせいただき、そこから2日で導入をお決めになっています。
他の施設の事例は介護人材採用の成功事例で紹介しており、資料でまとめて確認したい方は支援事例集(無料ダウンロード)もご利用ください。
自施設の場合の進め方は、無料相談で具体的にご相談いただけます。
採用代行(RPO)に関するよくある質問
導入を検討される施設様から寄せられる、費用・業務範囲・契約条件などの疑問にまとめて回答します。
介護施設向け採用代行(RPO)の費用相場はどのくらいですか?
料金体系には月額固定型・成功報酬型・従量課金型の3種があります。採用代行(RPO)の導入経験者342人への調査(スマートキャンプ〈BOXIL〉・2025年11月〜12月実施)では、月額費用は金額を答えた人のうち「10万円以上20万円未満」が18.8%で最多でした。介護施設に限った調査ではなく、金額は会社・契約形態・依頼する業務の範囲によって幅があります。当社の採用代行は、任せたい業務の範囲に応じてお見積もりしています。まずは無料相談で、任せたい業務や採用の状況をうかがいます。導入は1ヶ月からのご相談も可能です。契約形態によって金額の考え方が異なるため、比較検討時にあわせてご確認ください。
採用代行にはどこまでの業務を依頼できますか?
求人媒体運用・スカウト・面接調整・報告レポート・月次ミーティングを、内容に応じて設計します。範囲は無料相談でうかがいます。
契約期間の縛りや解約条件、返金保証はありますか?
契約期間や解約条件、返金保証の有無はサービスによって異なるため、契約条件・対応可否は個別にご案内します。契約前に書面で条件を確認しておくことをお勧めします。
地方の施設でも対応してもらえますか?
全国のご相談をお受けしています。大阪本社以外の地域(埼玉・愛知・岐阜など)の施設様を支援してきた実績があります。
採用代行(RPO)を導入してから、どのくらいで効果が出ますか?
変化は「先に動く指標」から順に確認していきます。求人の閲覧数・応募数、次に書類通過や面接設定の数、そして採用決定という順序で指標を追います。実際に採用まで至る期間は、募集する職種・エリアの採用難易度によって差があるため、個別にご案内します。
何名くらいから依頼できますか?
依頼人数の下限は特に設けておらず、1名の採用を目的としたご相談・ご契約の実績もあります。
契約前に、実際の運用担当者と話せますか?
ご希望があれば調整します。当社では契約後に担当責任者(プロジェクトマネージャー)を配置する体制のため、契約前に顔合わせの場を設けることも可能です。
採用RPOで任せる範囲の決め方は介護の採用RPOを使う場面と任せる範囲の記事、障害福祉の事業所の場合は障害福祉の配置要件と採用代行に任せる範囲の記事で整理しています。
まとめ
介護施設向けの採用代行(RPO)は、料金体系・提供タイプ・費用対効果を比較して選ぶ際の整理に使えます。
- 判断基準は「対応業務範囲」「介護業界への理解度」「料金体系の透明性」の3つ
- 料金体系は月額固定型・成功報酬型・従量課金型があり、当社は介護業界特化型(料金は任せたい業務をうかがってからお見積もり)
- 人材紹介(WAM・2024年度の特養調査で正規職員1名あたり平均91.2万円)は採用のたびに費用が発生する一方、採用代行は月額+媒体成功報酬で考えるため、採用人数と業務範囲に応じて試算して比べる
- 採用代行では採用コストを年間10%削減・直接応募20件を創出した施設、SNS採用支援では採用コスト30%減となった就労支援事業者様とフォロワー13,000人超まで育てた就労支援事業者様の実例あり
本記事の判断基準やチェックリストを参考に、費用の考え方と業務範囲を確認したい方は資料を、具体的に相談したい方は無料相談をご利用ください。検討の初期段階でも構いません。
監修者

森永 大樹
エジスト株式会社 代表取締役
2018年大学卒業後、レバレジーズ株式会社に入社し、介護事業部の営業を担当。2020年に退職後、エジスト株式会社を設立し、介護・医療業界特化メディア、採用支援サービスのケアプラを運営する。

