集客・マーケティング

介護のホームページ制作|費用の決まり方と依頼先4タイプ比較

監修者森永 大樹

「今のホームページが古いので作り直したい」「採用のために新しく作りたい」。そう考えて費用を調べ始めると、制作会社によってまったく違う金額が並び、かえって判断がつかなくなります。何が違ってその差が生まれるのかが見えないまま、比較だけが長引いてしまう状態です。

この記事では、介護のホームページ制作について「何を載せるか」「費用は何で決まるか」「どこに頼むか」「公開後どう更新するか」を順に整理します。結論から言えば、介護のホームページは目的が2つに分かれており、どちらを作るのかと、どこまでの範囲を頼むのかを先に決めることが、費用と成果の両方を左右します。医療介護福祉の法人様を100社以上支援してきたケアプラが、実際の制作事例をもとに解説します。

この記事の結論:まず「2つの目的」と「範囲」を決める

①ホームページの目的は2つに分かれる

コーポレート/施設のホームページ

採用サイト

読み手

利用者・ご家族・ケアマネジャー(介護支援専門員)

求職者

目的

信頼して選んでもらう

応募の窓口。職場の文化を伝える

成果の見方

問い合わせ・見学申込

応募数・応募単価

②依頼先は4タイプ。どれが向くかは「公開後の更新」で決まる

  • 制作会社:戦略から運用まで任せたい/採用まで含めて設計したい施設に
  • フリーランス:予算を抑えたい・依頼範囲が明確な小規模施設に
  • テンプレート/ノーコード(プログラミングを書かずにサイトを構築する手法):公開後に自分たちで更新していきたい施設に
  • 一括見積もりサイト:まず相場感と候補を広く集めたい段階に

③費用は「相場」ではなく、次の5つで決まる

ページ数/デザインの作り込み/機能の有無/原稿・写真を誰が用意するか/公開後の更新を自社で行うか。この5つを決めてから見積もりを取ると、複数社を同じ条件で比較しやすくなります。

介護のホームページには「2つの役割」がある|混ぜると両方が中途半端になる

介護のホームページは、ご家族・ケアマネジャーに信頼してもらう施設サイトと、求職者に向けた採用サイトの2つに分かれます。読み手も判断材料も違うため、1つに詰め込むと両方の訴求が弱まります。

介護のホームページを、利用者・ご家族・ケアマネジャー向けの施設サイトと求職者向けの採用サイトに分けて、読み手・目的・掲載内容・成果の見方を比較した図

制作会社に相談する前に、この2つのどちらを強くしたいのかを決めておくと、その後の相談がスムーズです。目的があいまいなまま「とりあえず新しくしたい」と依頼すると、見た目はきれいでも誰にも刺さらないサイトになりがちです。

利用者・ご家族・ケアマネジャーが見ている(信頼のためのサイト)

施設サイトの読み手は、入居や利用を検討しているご本人とご家族だけではありません。居宅介護支援事業所のケアマネジャーが、担当している利用者の紹介先を検討する過程でも見ています。専門職が見る前提で情報を整えておく必要があります。

この読み手が確かめようとしているのは、おおむね次の点です。

  • 提供しているサービスの種類と対応できる状態像(医療的ケアの可否など)
  • 費用の目安と、何にいくらかかるのかの内訳
  • どんなスタッフが何人いるのか(資格・体制)
  • 居室や共用部の設備、食事、1日の過ごし方
  • 所在地・アクセス・見学や相談の申し込み方法

とくに写真は判断材料の一つです。素材写真だけのページより、実際の建物・居室・行事の写真があるほうが、入居後の暮らしを具体的に思い描いていただけます。

求職者が見ている(採用の窓口・職場の文化を伝えるサイト)

求人媒体で見つけた施設を、応募する前にホームページで確認する求職者もいます。採用サイトは、応募するかどうかを最後に決める場所になります。

ここで求職者が知りたいのは、給与や休日といった条件そのものよりも、その条件で働く毎日がどんなものかという点です。仕事内容、1日の流れ、夜勤帯の人員体制、どんな年代・経歴の人が働いているか、教育やフォローの仕組み。こうした情報が、職場の文化として伝わります。

採用ページを「求人票の置き場」にすると、媒体に載っている情報の再掲で終わります。それでは、わざわざホームページを開いた求職者に返せるものがありません。職員インタビューや1日のスケジュールなど、媒体には載せきれない情報こそ置く価値があります。

サイトを分けるか、1サイトの中で導線を分けるかの判断基準

予算や規模によっては、1つのサイトにまとめる選択も十分に成り立ちます。その場合も、トップページから「サービスをお探しの方」「採用情報」の2つの入口をはっきり分け、それぞれ独立した階層をつくることが前提です。目安は次の3点です。

  • 採用を継続的に行っているか(通年募集なら独立させる価値が高い)
  • 法人単位か施設単位か(複数施設を持つ法人は、採用を法人でまとめる形が整理しやすい)
  • 公開後に更新する担当者がいるか(いない場合、サイトを増やすと両方が古くなります)

迷うときは、まず1サイトで導線を分けて始め、応募状況を見てから独立を検討する進め方が現実的です。なお、ホームページ以外の手段も含めた集客全体の組み立ては、介護施設の集客で押さえるポイントで整理しています。

介護のホームページに載せるべき内容は?|目的別チェックリスト

信頼を得る施設サイトはサービス内容・費用・スタッフ・設備・アクセス、採用サイトは仕事内容・1日の流れ・待遇・先輩の声・応募フォームが最低限必要です。

施設サイトと採用サイトでは読み手も判断材料も違うため、同じ内容を並べてもどちらにも届きません。目的ごとに「何が揃っていれば判断できるか」を表で確認しましょう。

目的

主な読み手

必ず載せる内容

あると強い内容

成果の見方

①施設サイト(信頼を得る)

利用者ご本人・ご家族・ケアマネジャー・地域包括支援センター

サービス内容と対象者/利用料金の考え方/空き状況の問い合わせ先/スタッフ体制と有資格者/設備・居室・食事/アクセスと駐車場/電話とフォームの2導線

1日の過ごし方/年間行事/見学の申し込み手順/よくある質問/運営法人と理念/重要事項説明書などの掲示

見学予約数/問い合わせ数/ケアマネジャーからの紹介件数

②採用サイト(応募の窓口・文化を伝える)

求職者(有資格者・未経験者・復職者)とそのご家族

職種別の仕事内容/1日の流れ(シフト別)/給与・手当・賞与の条件/勤務時間と休日/先輩職員の声/応募フォームと選考の流れ

教育・研修制度/資格取得支援/人員配置と夜勤体制/産休育休からの復帰実績/職場の写真と動画/代表や施設長のメッセージ

応募数/応募から面接への進み方/内定承諾率

施設サイトと採用サイトで、書き方をどう変えるか

施設サイトで最初に見られるのは「うちの家族が対象になるか」「いくらかかるか」です。ここが曖昧だと、電話をかける前に離れてしまう方が出ます。サービス種別と受け入れ条件、費用の内訳と算定の考え方を、専門用語のまま置かず、言葉を補って書くのが基本です。居室・浴室・食堂を実際の様子で見せ、スタッフの顔と資格が見えるページを置くと、「どんな人が介護してくれるか」という関心に答えられます。デザインの方向性で迷う場合は、介護施設のホームページのデザイン事例20選もあわせてご覧ください。

一方の採用サイトは、求人票の焼き直しにしないことが大切です。早番・日勤・夜勤それぞれの流れを時系列で載せ、休憩や記録の時間まで具体的に書いておくと、入職前に働き方をイメージしていただけます。先輩職員の声は、未経験入職の方、子育てと両立している方、復職した方など、読者が自分と重ねられる人を複数名載せると効果的です。

ケアマネジャーは複数の施設を比較して見ている

施設サイトの読み手として見落とされやすいのが、ケアマネジャーです。ケアマネジャーは利用者に候補を提示する立場のため、複数の施設を並べて確認します。

厚生労働省「令和6年介護サービス施設・事業所調査」(2026年9月2日参照)によると、主な6類型の合計はおよそ14万事業所にのぼります。内訳は訪問介護・通所介護・居宅介護支援・訪問看護ステーション・特別養護老人ホーム・グループホームです。全国にこれだけの事業所がある業界で、ケアマネジャーは担当地域の中から候補を絞り込みます。そのとき、パンフレットと同じ情報を並べるだけでは判断の材料になりません。

ケアマネジャーが必要とするのは、受け入れ条件(医療的ケアの可否・認知症の受け入れ範囲)、空き状況の確認方法、相談窓口の担当者と連絡先です。この3点をトップページから少ないクリック数でたどり着ける構成にしておけば、ケアマネジャーの確認の手間が減ります。ケアマネジャーへの周知は、ホームページだけで完結するものではありません。訪問介護事業のチラシ作成で押さえることのようなオフラインの手段と役割を分けて考えると、打ち手が整理できます。

介護のホームページ制作費用は何で決まるのか|金額より先に「範囲」を決める

介護のホームページ制作費は、ページ数・デザインの作り込み・機能の有無・原稿と写真を誰が用意するか・公開後の更新を自社で行うかで変わります。相場を探すより先に、依頼する範囲を決めるほうが判断の助けになります。

同じ「ホームページ制作」でも、含まれる作業の量は施設ごとにまったく違います。相場を先に調べても自施設の見積もりとは噛み合いませんが、範囲を決めておけば、複数社の見積もりを同じ条件で並べられます。

費用が変わる5つの要因

要因

費用が上がるケース

抑えるための判断

①ページ数

事業所ごと・サービスごとにページを分け、施設サイトと採用サイトを同時に作る

最初は主要なページに絞り、事業所紹介は一覧ページにまとめる

②デザインの作り込み

全ページをオリジナルデザインにする、イラストや動画を新規制作する

共通のデザイン型を決め、写真の差し替えでページごとの違いを出す

③機能の有無(フォーム・ブログ・多言語・空き状況の更新など)

見学申込・採用応募・問い合わせでフォームを個別に作り、空き状況を自動連携させる

開設時に本当に使う機能だけを入れ、残りは運用しながら追加する

④原稿・写真を誰が用意するか

取材・撮影・原稿作成をすべて依頼する

施設が持っている写真や既存パンフレットの文章を活用する

⑤公開後の更新を自社で行うか

文章1行の修正も制作会社へ依頼する契約にする

職員が管理画面から更新できる形で作り、公開時にレクチャーを受ける

この表の右列が、そのまま費用を抑える判断になります。とくに④と⑤は施設側で持てる部分が大きく、撮影の一部を自施設で用意する、求人票の差し替えを自社でできる形にする、と決めるだけで、初期費用と公開後の費用のどちらにもかかわる部分を自施設で持てます。

介護のホームページ制作費が変わる5つの要因(ページ数・デザインの作り込み・機能の有無・原稿と写真の準備・公開後の更新体制)を並べた図

初期費用と、公開後にかかり続ける固定運用費は分けて考える

見積もりを比べるときは、作るときにかかる初期費用と、公開後に毎月かかり続ける固定運用費(保守費)を分けて確認します。初期費用が安くても、保守費が毎月かかり続ければ、数年単位の総額では逆転することがあります。数年単位の投資として判断する考え方は、老人ホーム経営の収支の考え方も参考になります。

当社が支援した社会福祉法人福昭会様(介護福祉)では、HP・採用サイト制作(ホームページと採用サイトの制作)によってこの固定運用費(保守費)を見直した事例があります。詳細は後半の制作事例で取り上げますが、費用は「作るとき」だけで判断しないほうがよい、という一例です。

月額で始める選択肢もある

まとまった初期費用を確保しづらい場合は、月額で始める方法もあります。当社では月額1万円〜のプランもご用意しています。初期費用は現在かかりません(月3社限定)。契約期間は6ヶ月〜で、月額に含まれるのは制作費と保守費用です。ドメイン代・サーバー代は別途かかります。金額はプラン・ページ数・施設の規模によって異なりますので、条件は事前にご相談ください。

制作期間の目安と、期間が延びる理由

当社の制作フローは、戦略・設計 → デザイン制作 → 実装・テスト → 公開・運用(社内運用レクチャーを実施)の4ステップです。期間が延びる理由の多くは、制作側の作業ではなく原稿と写真の準備にあります。

介護の現場では、撮影に利用者様の同意が必要だったり、職員インタビューの日程を勤務シフトと調整したりする工程が入ります。ここを誰がいつまでに用意するかを最初に決めておけば、公開時期の見通しが立ちます。

補助金を使えることがある

ホームページ制作は、小規模事業者持続化補助金やIT導入補助金の活用でコストを抑えられる場合があります。ただし制度は年度ごとに要件や公募時期が変わるため、自施設が対象になるかは公募要領で確認が必要です。相談の段階で、制作会社に補助金の申請実績があるかもあわせて聞いておくとよいでしょう。

ケアプラの支援事例

社会福祉法人福昭会様では、HP・採用サイト制作により、ホームページの固定運用費(保守費)を月3万円から0円に削減しました。

他の施設がどう作り、公開後に何が変わったのかをまとめています。

支援事例集をダウンロードする(無料)

依頼先は4タイプある|それぞれの向き・不向き

依頼先は制作会社・フリーランス・テンプレート/ノーコード・一括見積もりサイトの4タイプに分かれ、費用のかかり方と公開後の更新のしやすさが大きく違います。

費用を左右する5つの要因のうち、どこを外部に任せてどこを自法人で持つのか。その線引きが、依頼先選びの判断軸そのものになります。「どこが安いか」ではなく「自法人が持てない部分を、どのタイプなら補えるか」で見ていくと迷いにくくなります。

依頼先4タイプの比較

依頼先のタイプ

対応できる範囲

費用のかかり方

公開後の更新

向いている施設

制作会社

戦略・設計から実装・運用まで一貫して対応することが多い

初期にまとまってかかる形が多い

依頼するか自法人で行うかを契約時に決める

採用まで含めて設計したい/複数施設をまとめたい

フリーランス

依頼した範囲に限られることが多い

個人での対応のため抑えやすい傾向

担当者の稼働状況に左右されることがある

依頼範囲がはっきりしている/小規模

テンプレート/ノーコード

用意された型の範囲で作る

月額で継続的にかかる形が多い

自法人で更新しやすい

公開後に自分たちで更新していきたい

一括見積もりサイト

候補を集める窓口(制作自体は紹介先が行う)

サイトの利用は無料のことが多い

紹介先次第

まず相場感と候補を広く集めたい段階

4タイプは優劣ではなく役割が違います。なかでも「公開後の更新」の列は、契約前に見落とされやすい部分です。

介護のホームページ制作の依頼先4タイプ(制作会社・フリーランス・テンプレート/ノーコード・一括見積もりサイト)を費用のかかり方・公開後の更新・向いている施設で比較した表

向いていないケースも先に知っておく

表の「向いている施設」を裏返すと、向かないケースが見えてきます。制作会社は、予算を最優先に抑えたい場合や、1ページだけの簡易なサイトで十分な場合には向きません。設計や打ち合わせの工程が入るぶん、初期にまとまった費用と時間がかかるためです。フリーランスに採用戦略の設計から相談したい場合や、担当者が変わっても長期で任せ続けたい場合は、体制面の条件を事前に確認しておく必要があります。

テンプレート/ノーコードは、デザインや構成を独自に作り込みたい場合や、更新を担当する人を法人内に置けない場合には向きません。一括見積もりサイトは、依頼先をすでに絞れているときや、比較検討にかける時間を取りにくいときは、直接1〜2社に相談するほうが進みます。

次に問題になるのが「介護の事情を分かっている依頼先かどうか」です。

介護に強い制作会社の見分け方|業界ならではの5つのチェックポイント

介護のホームページは、ケアマネジャーが見る前提の情報設計、高齢のご家族にも読める文字と配色、利用者・職員の写真の扱いへの配慮ができるかどうかで差が出ます。

制作会社の実力は、デザインの見た目だけでは判断できません。打ち合わせの段階で次の5点を質問すると、介護の現場を前提に考えられる相手かどうかが見えてきます。

①ケアマネジャーを読み手に入れて設計できるか

一般的な消費者向けサイトの発想では、読み手を「ご本人とご家族」だけに想定してしまいます。しかし介護施設では、ケアマネジャーが紹介先を検討する際にホームページを見ます。知りたいのは、受け入れ条件、医療的ケアの対応可否、空き状況といった実務的な情報です。

打ち合わせで「ケアマネジャーさんも見ますよね」と話が通じるか、そのための情報をどこに置くかまで提案があるかどうかが、見極めの目安です。ここが噛み合わないと、完成したサイトはご家族向けの案内だけで止まります。

②高齢のご家族が読める文字サイズ・配色・導線か

施設探しを担うご家族には、ご自身も高齢の方がいらっしゃいます。細い文字、薄いグレーの文章、背景と近い色の見出しは、その年齢層には読み取りづらくなります。文字サイズ、色のコントラスト(明暗の差)、行間について、読み手の年齢層を踏まえた説明ができるかどうかが、見極めのポイントです。

導線も同じです。電話での相談を希望されるご家族もいらっしゃいます。スマートフォンで見たときに電話番号がすぐ見つかり、タップで発信できるか。この一点でも、問い合わせのしやすさに差が出ます。

③利用者・職員の写真の肖像権・個人情報の扱いを設計できるか

介護施設ならではの、慎重な設計が必要な論点です。利用者様のお顔が写る写真は、撮影と掲載の両方について同意をいただかなければなりません。さらに、退居された後の掲載をどうするか、退職した職員の写真をいつ差し替えるかまで決めておかないと、運用の途中で判断に迷う場面が出てきます。

同意書の様式、顔が写る範囲の考え方、公開後の見直しのタイミングまで一緒に整理してくれるかどうかが、見極めどころです。撮影の当日に「同意はいただいていますか」と一言確認する会社は、この論点を理解しています。

④採用の訴求まで一緒に考えられるか

冒頭で触れたとおり、介護のホームページには利用者・ご家族向けの信頼づくりと、求職者向けの採用の窓口という2つの役割があります。施設紹介だけを作って終わる設計では、求職者は働き方を知る手がかりを得られません。

見学の受け入れ状況、職員の1日の流れ、資格取得の支援体制など、求職者が知りたい情報まで設計に入れられる相手かどうか。最初の提案書に採用の視点があるかで、おおよその判断がつきます。当社は医療介護福祉の法人様を100社以上支援しており、施設サイトと採用の両方をひとつの設計として考えることを前提にしています。

⑤公開後に自社で更新できる形で納品してくれるか

空き状況、行事の様子、求人の募集要項は、更新されて初めて意味を持ちます。更新のたびに制作会社へ依頼する形だと手間と時間がかかり、結果として情報が古いまま放置されがちです。どの部分を自社で更新できるのか、その操作をどう教えてもらえるのかを、契約前に必ず確認しておきます。当社では業界経験が豊富な担当者が伴走し、短期の目標と長期の目標の両方を見据えて制作を進めています。

自施設に必要なのはどちらのサイトか、迷ったときは

ここまで見てきたとおり、介護のホームページで最初に決めるのは「施設サイトと採用サイトのどちらを強くするか」と「どこまでの範囲を頼むか」の2点です。ただ、この2点は自施設だけで決めきれないこともあります。採用の状況、ケアマネジャーからの紹介の割合、更新を担当できる職員がいるかどうかで、答えが変わるためです。

ケアプラでは、施設サイトと採用サイトの両方を、ひとつの設計として考えることを前提にしています。ノーコードでの構築と社内運用レクチャーにより、公開後は職員の方が自分たちで更新できる形で納品します。まとまった初期費用を確保しづらい場合は、月額で始める選択肢もご用意しています。

一方で、予算を最優先に抑えたい場合や、1ページの簡易なサイトで十分な場合には、当社の進め方は向きません。その場合は、テンプレートやフリーランスへの依頼のほうが、早く形になることもあります。

医療介護福祉の法人様を100社以上支援しており、当社のサービスをご利用中のお客様への満足度アンケート調査では、満足度90%以上をいただいています。

自施設の場合にどんなサイトが必要か、無料で相談する

お電話でも承ります:06-4400-1681(受付9:00〜20:00・日祝を除く)/フォームからのお問い合わせには1営業日以内にご返信します。

ホームページは公開してからが本番|自社で更新できる体制の作り方

ホームページは公開後に更新が止まると、求職者もご家族も古い情報を見ることになります。契約前に「どこまで自社で更新できる形で納品されるか」を確認しておく必要があります。更新体制は固定運用費にも直結します。

打ち合わせでは、どうしてもデザインや掲載内容といった「公開までの話」に時間が割かれます。ただ、求職者もご家族もホームページを見るのは公開の当日ではありません。半年後、1年後に何が書いてあるかが、実際の問い合わせや応募を左右します。

更新されないサイトで何が起きるか

更新が止まったホームページは、情報が古いというだけでなく、施設の姿勢そのものを判断される材料になります。よくあるのは次のような状態です。

  • 求人ページに、すでに募集を終えた職種や古い条件が残っている
  • 空き状況の記載が実態と合っておらず、問い合わせの段階で説明のやり直しが発生する
  • お知らせやイベントの最新記事が数年前で止まっている

求職者もご家族も、見に来ているのは「今の状態」です。募集していない求人が並んでいると、応募を迷わせる要因になりますし、更新が止まったお知らせ欄からは、今の事業所の様子が伝わりません。

ノーコードでの構築と、自社で更新できる管理体制という選択肢

この問題は、更新の担当者を増やすより「専門知識がなくても更新できる作り方」を最初に選ぶほうが解決に近づきます。当社の制作フロー4ステップ(戦略・設計/デザイン制作/実装・テスト/公開・運用)のうち、後半2つの工程がここに効いてきます。

実装・テストの工程をノーコードで行うことで、公開後の文章や写真の差し替えを職員の方が管理画面から行える形にできます。求人の募集要項を1行直すために制作会社へ依頼し、見積もりと着手を待つ流れが不要になります。

さらに公開・運用のステップでは、当社では社内運用レクチャーを実施します。誰がどの画面から何を更新するのかを、実際の担当者に触っていただきながら共有する工程です。マニュアルを渡して終わりにせず、公開時点で更新できる人を施設内につくることを目的にしています。

制作事例:社会福祉法人福昭会様|HP・採用サイト制作で固定運用費を月3万円から0円に

社会福祉法人福昭会様(介護福祉/従業員101〜299名)には、HP・採用サイト制作をご提供しました。取り組みの内容は、STUDIO(ノーコードのサイト制作ツール)によるノーコード開発と、自社で更新できる管理体制の構築です。その結果、ホームページの固定運用費(保守費)を月3万円から0円に削減しています。

ポイントは、費用の削減が値引き交渉ではなく体制の変更から生まれている点です。更新のたびに外部へ依頼する前提だと、その分の保守費を毎月払い続けることになります。更新を自社で行える形にすれば、更新代行にあたる部分の保守費を見直せることがあります。福昭会様では、この見直しによって固定運用費が0円になりました。

なお、0円になったのはあくまで公開後の固定運用費(保守費)であり、制作費が0円という意味ではありません。ドメインやサーバーなど、体制にかかわらず必要な費用は別途発生します。

契約前に確認する4つのこと

  1. 自社で更新できる範囲はどこまでか:文章と写真だけか、ページの追加までできるのか
  2. 公開時に操作のレクチャーがあるか:誰が受けるのか、担当者の異動時にどうするのか
  3. 保守費に何が含まれるか:更新代行まで含むのか、サーバーの管理と障害対応だけなのか
  4. ドメインとサーバーの契約名義・管理者は誰か:将来、依頼先を変える際に移管できる状態か

4番目は、見落とされたまま何年も経過しやすい項目です。名義が制作会社のままだと、リニューアル時に手続きが滞ります。社会福祉法人福昭会様のHP・採用サイト制作でも、こうした公開後の運用まで含めて設計したことが、固定運用費の削減につながりました。

介護のホームページ制作に関するよくある質問

Q. 介護施設のホームページはいくらで作れますか?

A. 費用は一律ではありません。本文の表にまとめた5つの要因(ページ数・デザインの作り込み・機能・原稿と写真の準備・公開後の更新体制)で変わります。見積もりを依頼するときは、この5点について自施設の希望を先に伝えると、各社から比較できる形の見積もりが返ってきます。

Q. 自作(テンプレート)と制作会社への依頼、どちらがよいですか?

A. どちらが優れているというより、向き不向きです。掲載内容が固まっていて自社で更新していきたい場合は、型(テンプレート)を使う方法が合います。採用まで含めて設計したい、複数施設のサイトをまとめたいといった場合は、依頼する形が向いています。

Q. 制作期間はどのくらいかかりますか?

A. 当社では「戦略・設計 → デザイン制作 → 実装・テスト → 公開・運用」の4ステップで進めます。期間を大きく左右するのは、原稿と写真の準備状況です。掲載したい情報と施設の写真が早く揃うほど、デザイン以降の工程もスムーズです。

Q. 補助金は使えますか?

A. 小規模事業者持続化補助金やIT導入補助金の活用で、費用の負担を抑えられる場合があります。ただし制度の要件は年度ごとに見直されるため、対象になるかどうかは、申請前に最新の公募要領で確認が必要です。制作会社に補助金の対応可否を確認しておくと安心です。

Q. 公開後、自分たちで更新できますか?

A. 専門知識がなくても、お知らせや求人情報を自社で更新できる作り方があります。当社では公開・運用の工程で社内向けの操作レクチャーを実施しています。契約前に「自社で更新できる範囲はどこまでか」を確認しておけば、公開後の運用で迷いません。

依頼前に社内で決めておきたいことを、見積もり依頼の順に並べています。介護のHP発注前チェックリストを無料で受け取る

※資料はフォーム送信後、ご登録のメールアドレス宛にお送りします。

まとめ:介護のホームページ制作で押さえる5点

  • 目的を2つに分ける:施設サイト(利用者・ご家族・ケアマネジャー向けの信頼)と採用サイト(求職者向けの応募の窓口・職場の文化)は、読み手も判断材料も違います
  • 載せる内容は目的で決まる:施設サイトはサービス内容・費用・スタッフ・設備・アクセス、採用サイトは仕事内容・1日の流れ・待遇・先輩の声が最低限です
  • 費用は相場ではなく範囲で決まる:ページ数・デザインの作り込み・機能・原稿と写真の準備・公開後の更新体制。この5つを決めてから見積もりを取ります
  • 依頼先は4タイプ:制作会社・フリーランス・テンプレート/ノーコード・一括見積もりサイト。優劣ではなく、自法人が持てない部分を補えるかで選びます
  • 公開してからが本番:更新が止まったサイトは、施設の姿勢を判断される材料になります。契約前に「自社で更新できる範囲」「レクチャーの有無」「保守費の内訳」「ドメインとサーバーの名義」を確認してください

今日できることは、見積もりを取る前に「施設サイトと採用サイトのどちらを先に作るか」を決め、上の5つの要因について自施設の希望を1枚に書き出すことです。手元に1枚あるだけで、相談の初回から具体的な話に入れますし、複数社の見積もりも同じ条件で並べられます。デザインの方向性を固めたい場合は、介護施設のホームページのデザイン事例20選もあわせてご覧ください。

ケアプラは医療介護福祉に特化して法人様を100社以上支援しています。社会福祉法人福昭会様では、HP・採用サイト制作により、ホームページの固定運用費(保守費)を月3万円から0円に削減しました。取り組みは、STUDIOのノーコード開発と自社で更新できる管理体制の構築です。

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監修者

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森永 大樹

エジスト株式会社 代表取締役

2018年大学卒業後、レバレジーズ株式会社に入社し、介護事業部の営業を担当。2020年に退職後、エジスト株式会社を設立し、介護・医療業界特化メディア、採用支援サービスのケアプラを運営する。

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